鍾乳洞の中の大理石の裂け目から、洞内滝としては日本一のスケールを誇る落差29ｍの滝「天の岩戸の滝」が流れ落ち、洞内に滝の音の反響が響き渡ります。かつて海底であった石灰岩層が隆起し、浸食によりできた鍾乳洞で、洞内には海洋生物の化石が見られます。

世界遺産「明治産業革命遺産」の一つ。近代製鉄の父といわれる大島高任（おおしまたかとう）の技術指導のもとに建設された、現存する日本最古の洋式高炉跡を見ることができます。高炉跡、水車場跡、御日払所、長屋跡などさまざまな遺構が確認されている貴重な史跡です。

山田湾は周囲約30ｋｍ、ほぼ円形の鏡のような穏やかな海面に、白い岩肌に緑の松が鮮やかな大島、小島が浮かぶ、箱庭のように美しい湾です。三陸有数のホタテ養殖場で、湾内に広がる養殖棚は壮観。シーカヤックや漁船クルーズなどの体験もできます。

三陸復興国立公園、三陸ジオパークを代表する景勝地。白い流紋岩の岩肌、松の緑に海の青のコントラストがみごとです。約4000万年前のマグマの活動と波の浸食が造り出した複雑な海岸美を、遊覧船や小型漁船・サッパ船に乗り、海から楽しむこともできます。

白亜紀の火山活動による火山岩からつくられた、高さ約200ｍもの弓状の断崖が屏風のように５層に連なる、北三陸の絶景の地です。断崖の中腹にウミウや、ワシ科の大型鳥ミサゴの営巣地などが数多くあります。

高さ200mもの断崖が約8㎞にわたって続く、国内屈指の迫力ある断崖景勝地。展望台から太平洋の眺望を楽しめるほか、観光遊覧船や小型漁船・サッパ船に乗って北山崎の海岸を巡り、海上から断崖絶壁を仰ぎ見る船旅もおすすめです。

標高差200ｍにも及ぶ断崖が太平洋にそそり立つダイナミックな黒崎。岬の突端に「日本の灯台５０選」に選ばれた黒埼灯台、その周囲には北緯40度のシンボル塔、カリヨンの鐘、アンモ浦の滝などがあり、北三陸の海岸風景を楽しめます。

北三陸には珍しい、ゆるやかな弧を描く約3.5ｋｍの海岸線。「小豆砂」と呼ばれる薄紫色の砂浜は、平安貴族の歌にも詠まれた古くからの景勝地です。かつては製塩が盛んであった十府ヶ浦は「野田塩」の産地で、ここから「野田塩ベコの道」が始まっていました。
※海岸防潮堤工事のため工事区域の立入制限があります。（2020年度完了予定）

「北限の海女」で知られ、7月～9月には小袖海女センターで素潜り実演を見学できます。火山活動と波の浸食が生み出した複雑な岩礁地形が、ウニやアワビの生育に適した環境となっており、海岸には「夫婦岩」「つりがね洞」「かぶと岩」など多くの奇岩が見られます。

「一人一芸の里づくり」に取組むおおのキャンパス。国内最古の海成段丘「大野海成段丘」にあり、地形を利用した本州最大規模のパークゴルフ場や、大野木工や陶芸、裂き織りなどの工房、ひろのまきば天文台など数多くの施設があります。

海水浴場、シーサイドハウス、キャンプ場などが整備された海浜公園。海岸線の地層は8500万年前頃の白亜紀にできたもので、砂浜や、奇岩、岩場が続く複雑な地形となっています。カキやアンモナイトなど多くの化石が見られます。