三陸防災復興プロジェクト2019は 2019.6.1〜8.7 で実施し終了いたしました。
The 2019 Sanriku Disaster Risk Reduction & Reconstruction Project was held from June 1 to August 7, 2019.
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お知らせ

三陸がつながる。日本各地や世界とつながる。ひとつになって 更に前に進む。

復興に力強く取り組んでいる地域の姿を発信し、東日本大震災津波の風化を防ぐとともに、国内外からの復興への支援に対する感謝を示し、さらには、被災県として東日本大震災津波の記憶と教訓を伝え、国内外の防災力向上にも貢献すること、また、三陸地域の多様な魅力の国内外への発信と交流の活発化により、新しい三陸の創造につなげるためのプロジェクトです。

「三陸防災復興プロジェクト2019実行委員会会長(岩手県知事)メッセージ」

ようこそ、三陸防災復興プロジェクト2019公式ホームページへおいでくださいました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災津波からの復旧・復興に当たっては、国内外から多くの御支援をいただき、厚く御礼を申し上げます。

6月1日から8月7日までの期間で開催した三陸防災復興プロジェクト2019では、復興に力強く取り組んでいる地域の姿、東日本大震災津波の記憶と教訓を国内外に発信するとともに、岩手県沿岸、三陸地方が本来持っている魅力を伝えてきました。

プロジェクトの事業に御来場いただいた皆様、そして、このプロジェクトに関わってくださった市町村、企業、団体、若者など、多くの皆様に感謝いたします。

東日本大震災からの復興に当たり、私たちは、被災者の人間らしい「暮らし」、「学び」、「仕事」を確保し、一人ひとりの幸福追求権を保障すること、また、犠牲になった方々の故郷への思いを継承すること、この二つを復興の原則といたしました。

三陸防災復興プロジェクト2019は、復興推進プランに掲げる「いのちを守り海と大地と共に生きるふるさと岩手・三陸の創造」を目指し、被災者イコール復興者一人ひとりの復興に向けて大きな前進となりました。

三陸防災復興プロジェクト2019は閉幕しましたが、私たちは、引き続きオール岩手で全国や海外とつながりながら、復興の成功と岩手の未来に向かって歩み続けます。

これからも、岩手・三陸への支援をよろしくお願いします。

三陸防災復興プロジェクト2019
実行委員会会長
達増拓也

【三陸防災復興プロジェクト2019】会期中の様子

国内外に向けた防災復興の発信

復興に力強く取り組んでいる地域の姿を伝え、国内外からの支援への感謝を改めて示し、「震災を風化させたくない」、「復興への関心を風化させたくない」という声に応えていくために、オープニングセレモニーや三陸防災復興シンポジウム、防災復興展示会を開催しました。

三陸の多様な魅力の発信

三陸地域は、食・自然・文化といった魅力ある地域資源に恵まれています。
三陸は、リアス海岸に代表される世界に誇る美しい海岸線が続き、北山崎、浄土ヶ浜、碁石海岸といった名勝が数多く存在しています。
こうした5億年に及ぶ悠久の大地と海の歴史が織りなす日本最大のジオパークが「三陸ジオパーク」です。
また、世界三大漁場の一つとして知られる三陸は、豊かな海からの新鮮な水産資源をはじめ、多種多様な農林水産物の宝庫です。
そして、リアス線が開通した三陸鉄道もまた、三陸が誇る魅力の一つです。

三陸を元気にする文化芸術・スポーツ

発災後、地域の方々の努力や国内外からの御支援によって、伝統芸能の再開や、祭りの復活、新たな文化芸術イベントが開催されるなど、文化芸術やスポーツは人々に安らぎと勇気を与え、新たな交流を生み出し、復興に取組む人々を励ます「復興の力」となっています。

地域との連携による取組

このプロジェクトは、68日間の会期に、三陸沿岸で22事業を実施するという、「長期に渡り、広域で、多様な事業」を行うプロジェクトでした。
この初めての試みでは、県民の皆さんはもちろん、市町村、企業、団体など多くの方々の参加や協力が実現しました。

若者のプロジェクトへの参画

復興、そしてその先の持続的な地域振興に向けて、次世代を担う若い人たちに参加してもらうことはとても大切なことです。
このプロジェクトには、小学生から大学生までの児童・生徒や、未来の岩手を担う若い方々が参画し、復興や三陸の魅力を発信する取組に関わりました。

企業団体との協働連携による取組

復興支援の想いを持つ企業・団体との連携も、このプロジェクトの一つの特徴でした。
三陸防災復興プロジェクト2019の開催を通じ、復旧や復興の取組によって培われた、人と人、地域と地域のつながりを財産としながら、様々なつながりを更に発展させ、復興の成功と今後の地域振興につなげていきます。

未来のための伝承・発信

東日本大震災津波の事実を踏まえた教訓や復興の姿を後世や国内外の人々に伝え、国内のみならず世界の防災力向上に貢献していくことは、被災県に与えられた責務であり、「未来のための伝承・発信」に取り組んでいきます。

クロージングセレモニーの様子

8月7日に陸前高田市の夢アリーナたかたで開催したクロージングセレモニーの様子です。